酪農家も困っています…

 

農林水産省は「プラスワンプロジェクト」を緊急開始しました。

 

「プラスワンプロジェクト」とは、酪農家などの乳業関係者を支えるため、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を普段より1本多く消費することを推進する、4月21日より開始されたプロジェクトです。

(詳しくはこちら

 

 

 新型コロナウイルス対策の休校や商業施設の休業に伴い、牛乳消費量はかなり減少しました。

それで余った生乳は買い取り価格の低い加工乳に回され、バターや脱脂粉乳といった乳製品を製造することで、行き場を失う生乳が出ないように生 産者団体と乳業メーカー、農林水産省が一体となって取り組んできたところで す。

 

しかし、緊急事態宣言に伴う休業要請により、さらに業務用の需要が大幅に落ち込んでいます。

このままだと、生乳生産が6月にピークに向かって増加していく中、乳業メーカーの乳製品の製造能力を超えてしまい、行き場を失った生乳を廃棄せざるを得ない状況になってしまいます。

 

生乳は乳牛から搾乳しますが、牛は生き物なので短期的増産、減少ができません。乳牛の病気を防ぐため毎日搾乳し続ける必要があり、急な減産は乳牛を殺すしかありません。

 

農林水産省としては、この6月までの生乳生産のピークを乗り切ることがで きれば、生乳の廃棄といった危機を回避することができると考えています。

 

 

生乳の生産の状況を理解していただけましたでしょうか。

大切な生乳を破棄しなければならない状況を回避するために、ご協力をお願いいたします。